警察官になりすまして…高齢者を狙う巧妙な詐欺に要注意!
近年、高齢者をターゲットとした「警察官を装う詐欺」が後を絶ちません。
巧妙な手口で、被害者は現金やキャッシュカードを騙し取られてしまうケースが相次いでいます。
今回は、この詐欺の手口と、高齢者が被害に遭わないための対策について解説していきます。
警察官を装う詐欺の手口
警察官を装う詐欺の手口は、年々巧妙化しています。代表的な手口としては、いくつかありますが2つほど挙げておきます。
警官1
あなたの口座が犯罪に使われている
などと脅す:
警察官を名乗り、「あなたの口座が犯罪に使われているため、お金を預かって保護する必要がある」などと告げて、現金を要求します。
被害者が振り込んだ後、偽警察官と連絡が取れなくなります。
警官2
あなたは犯罪に関与している可能性がある
などと伝える:
被害者に「あなたは犯罪に関与している可能性がある」と告げ、「警察署に出頭してください」などと指示します。
出頭を恐れた被害者が詳細を聞くと、手続きを回避するために「罰金を支払えば済む」と言われ、振り込みを指示されます。
被害者が振り込んだ後、偽警察官と連絡が取れなくなります。
高齢者が狙われる理由
高齢者が特に狙われるのには、いくつかの理由が考えられます。
- 孤独感:
高齢者は孤独を感じやすく、誰かに相談したいという気持ちになりがちです。 - 不安感:
健康不安や経済不安を抱え、少しでも安心したいという気持ちから、犯人の言葉に耳を傾けてしまうことがあります。 - 認知機能の低下:
認知機能が低下している高齢者は、犯人の巧みな話術に騙されやすい傾向があります。
高齢者が被害に遭わないために
高齢者が被害に遭わないためには、以下の対策が有効です。
- 家族や周囲の人とよく話し合う:
家族や身近な人に、警察官を装う詐欺について話し合い、もし不審な電話や訪問があった場合はすぐに相談するようにしましょう。 - 警察の電話番号を控えておく:
警察の電話番号を、電話機や携帯電話に登録しておきましょう。 - キャッシュカードや印鑑は安易に渡さない:
誰かに頼まれても、キャッシュカードや印鑑を安易に渡さないようにしましょう。 - 一人で抱え込まず、相談窓口を利用する:
不安なことがあれば、一人で抱え込まず、地域の包括支援センターや高齢者相談窓口などに相談しましょう。
まとめ
警察官を装う詐欺は、巧妙な手口で高齢者を狙います。
家族や周囲の人との連携を密にし、不審な電話や訪問には十分注意しましょう。
もし、少しでもおかしいと感じたら、すぐに警察に相談してください。
この情報が、少しでも皆様の役に立てば幸いです。
ご自身の身は自分で守り、安心して暮らせる社会の実現を目指しましょう。
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